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美術界の裏の裏.10
「書籍の秘密」
2005

10/12

(水)

73

書籍の秘密・・・。

世の中には美術関連の書籍が程々あります。
このジャンル方向を行っていない方々は、この手の書籍自体を疑いもなく信じ、崇拝こそしている事でしょう・・・

これは、自分とは程遠い世界なので、「そうなんだ~」「凄いんだ~」と、考える事を抜きにして洗脳される才能を象徴している現象です。所謂ヒットラーも大喜びの状況かも知れません。
この世の中、本や某メディア形態の様に、自分とは遠い様に見せた存在で、それが自らの目に映っている状態の時、「それは凄い」「これは正しい」とか、それでのみ判断しているという事は、一つの商売形態に乗せられているだけの単なる顧客であるという存在だけでなく、それが絶対的真実という虚像をつくり出す側面を持ち合わせています。

こういう出来事があります。
「こういう状況だからこうなるべくこういう活動を行っている・・・」等、説明しても解ってはもらえない。勿論この様な事はどの世界でも日常茶飯事だろうが・・・それどころか「何て悪い事をしているんだ」と、御叱りを受ける事がある。
私は「このまま制作をし続けても、端からあなたは無に終わる世界なんですよ」と、そうは言わないが回りくねって事細かに説明しても、その人は理解出来ないのである。理解出来ないというには語弊があるかも知れないが・・・そう、
#書籍や某メディアの流れが自分にもあると信じきっているのである。#
つまり良いエサにありつけるかもという全くの虚像の欲が、彼を盲目にさせているのです。

話がそれたので元に戻すが、殊に、本当に真に芸術ジャンルを行っている人達は、それを大凡信用していません。というより、信用していない目を持つからこそ真に芸術を行い得るのかも知れません。
信用という言葉は適切ではないかも知れません・・・それは、本当に互いに何ら違いはないという事です。
もし、例え作家として製作を行っている方々の中でも、そう思っているとしたら、このジャンルに生きる事は道が違うと踏んだ方が善いかも知れません。100人中99人は、いや、もっとそうかも知れません・・・。現時代は誰もが、お金等揃っていればその道へ行く事が出来る為、所謂普通の人達が入ってきて、人生を潰すパターンが多くなっています。このジャンルはまだ命に清き世界に改善出来ていない・・・芸術の道だけは、一般社会の常識でやれる領域には入っていない・・・。
つまりその肌を、先に書いた書籍への反応で、端的にそれを露呈していると言い換える事も出来るという事です。

本屋でこの手の書籍を見てみると・・・ひどい物です。
もはやこのような状況にあっては、私が様々を暴露しただけに、続けるだけに、そして彼等はせっかく芸術論とやらを学んだだけに、海外の巨匠や歴史を書くしか道はないが・・・、その辺の書籍に隠された裏事情を暴露します。

この道の人は一度は思った事があるかも知れない事・・・、それは・・・。
「何故、この人は本を出せて、私には出せないのだろう・・・」と、いう事です。
これは様々な内容に当てはまりますが、殊に美術書籍関連ではハッキリと言える内容があります。
今回はその一つを書きます。

一つには、書籍出版関係の取り仕切り役、つまり権限者が、一般社会のシステムでそこに上ってきただけの会社員だからです。つまり何をどうこうしなくとも、年月が彼をその地位へ上げさせてくれる為、見る目もなければ、当然その辺の事を何も知りません。説明しても・・・ただ・・・偉そうな所だけは超一流です、やはりエゴが、人間を曇らせて行くのでしょうか、何も知っているところもないのに*これまでと同様の事を行う事だけの理念は持っている*一番不味いパターンです。これは画集系や装幀系ともに言えます。ではどう境界線があるのか・・・。

先ず画集系
画集系はハッキリ言って、コネです。そう出来るか出来ないかは、多くはこれで、裏があります。皆さんはそれが良いからそう出来ていると思っているかも知れないが・・・他はともかく、美術系は違うのです。その様な感じで日本中の書店を席巻し、「そうなんだ~」「凄いんだ~」という無知な大衆に売り付けてきました。この文を読んでいるあなた自身も本屋でそれらの本を見て「そうなんだ~」「凄いんだ~」と、思っていませんか?・・・。
次に装幀系
装幀系も、こちらこそハッキリ言ってコネです。そう出来るか出来ないかは、ほぼこれで、これ以外ないとも言っていいです。それとあと、作家にお金を払う事になるのでその会社自体でそれを作る場合もあります、つまり経費削減です。なかにはわからない様に何処かのイメージをパクって使う駄目な会社もある事でしょう。
どちらにしろ私は今まで、本の装幀でマトモな物を見た事がありません。しかし海外の書籍の装幀には良いものが沢山あります。これは日本のそれとは違い、確りとした目が文化が根付いている為、陰湿なフィルターを通さず良いと思う物を選んで起用しているからです。
私は5年間も、某有名会社でなかなか進展しない仕事内容があり、結果的に上記の様な内容の事実を掴みました。
この文を読んでいない事を願う?が・・・といっても、「まだ、見た事がない」と言っていたので大丈夫だろう・・・しかし・・・私は見ていても書くが・・・それよりも大切なものを編んでいるのだから。
それにしても5年間も交流がある状態でそれだろうか・・・やはり、某メディアに出る人間以外はゴミという体質が根付いているな・・・この価値観、流れは衰退させないとな・・・今日も何処かで何も知らず無駄死にしている人がいる事だろう。
上記の所も変えようとあの内容を5年も私は・・・しかし、色々な意味でも沈み行く日本への感想文など書く気はしない・・・。




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